なみわいの ”宝物” 第一号 〜卒業アルバム〜

 

なみわいの西田です。
なみわいとして初めての仕事。
地元一宮小学校の卒業アルバムが完成しました。
そして今日、晴れて卒業式をむかえました。


「最後のシャッターは西田さんが切ってくださいね。」
前日、そんなメッセージが荒川くんから届いた。

この一年、二人して子どもたちを追っかけた。
写真には写っていないエピソードがたくさんある。そして完成した卒業アルバムには綴られていない、ぼくたちのエピソードもたくさんある。
数日前、ついに卒業アルバムが完成した。
子どもたちみんなの手に渡り、今頃メッセージや寄せ書きが添えられているんだろう。卒業式までの数日。なんてったってそれが一番楽しく、何よりの思い出になるから。
そして卒業アルバムの最後は、みんな並んでの卒業記念写真を綴る。
卒業アルバムだもの。やっぱり最後のページには卒業式の写真があって当然。
それがみんなの思いでもあった。
そしてそれがぼくたちにとっても集大成となる最後のシャッター。
だからこの卒業式は、ぼくたちにとっても特別な日。
二人して泣く準備もできていた。

早朝、荒川くんから電話がきた。
なんと、もう少しで第二子誕生の知らせだった。
ひょっとして卒業式の日に誕生!なんて冗談を言っていたが、そんなドラマのような話が本当になりそうだ。
卒業式に参列できないと少し嘆いていたけど、こんなにめでたい話はない。
旅立ちと誕生。
これはまさに運命なんだよと。

ぼくはひとり会場の片隅にいた。
涙そそる寂し気な曲が流れる中、入場してくるひとりひとりの顔を見つめる。
すっかり涙で目をはらした子もいる。
何だか大人っぽくなった子もいれば、すっきり丸刈りでの登場の子もいる。
それぞれが中学生への階段を昇りはじめた証なんだろうな。

94名。ひとりひとりが卒業証書を胸に抱えた。
何度も熱いものがこみ上げてきて、その度泣くものかと我慢した。
最後の大仕事に影響してしまったら元も子もないから。
お別れの歌。それまで笑顔だった子も、誰だかわからないほど涙が溢れていた。
さすがにぼくの涙腺も限界かと思ったが、もうひと踏ん張りぐっとこらえた。

拍手の中、卒業生退場。
拍手するボクの手は薄っすら汗ばんでいた。
いよいよ最後の撮影を迎え、緊張めいたものと格闘しているところにメールが届いた。
「産まれました!」
なんと!こんなタイミングで新たな生命の誕生とは!
さっきまで涙をこらえていたボクは、拍手しながらにっこり微笑んでしまった。

それぞれが教室で最後の別れをし、もう一度ここに集まる。
小学校生活最後の記念撮影。みんなとの最後の写真だ。
壇上に並ぶひとりひとりの顔を見ていると、愛おしくてたまらない。
ぼくたちもいっぱい思い出がある。
泣きはらした顔も、すっかり笑顔に戻っていた。

さぁ、最後の撮影。
いきなりみんなのピースがはじまる。
厳粛な顔をしているのは先生方だけ。
「これが最後の写真なんだからな。はじめは真面目にな~。」と、ぼく。
とは言いながら、シャッターを押す手が震えている。
今まで我慢していたものが、、、もうだめだ。
これが最後の撮影。最後のシャッターと思うと、一気にこみ上げてきた。
どうしようもないくらいこみ上げてきた。
ぐっとこらえて、数カット撮った。そして、、、
「本当に次が最後!最後はピースでもなんでも~笑顔でな!」
本当に本当に最後のカット。
みんな笑顔でピース。先生も花束抱えてピース。
最後の写真はいつものみんなの笑顔であふれた。
こみ上げてきたきたものも、いつしか安堵にかわって、ぼくも最後はみんなと一緒に笑った。

校門を出る際、みんなからの ”ありがとう” で見送られた 。
そして最後に「一年間、どうもありがとね!!」と大きな声が届いた。
その声を聞いたら、もうどうしようもなく涙がこみ上げてきた。
ぼくはもう振り返れなかった。


この卒業アルバムは「なみわい」にとって、宝物第一号です。
ご協力頂いた一宮小学校。先生方々。そしてアルバム委員のみなさま。
一年間ありがとうございました。本当に本当に素敵な一年間でした。
そしてこうして子どもたちと卒業式を迎えられたことに感謝いたします。
ボクたちはこの町で子どもたちの成長を見守ります。
そして子どもたちが大人になった時、いつかいつか一緒にこの一宮小学校の卒業アルバムに携われたらなぁ~
なんてことを妄想しております。

みんな。ありがとう! 元気でな!

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